
会社からQC検定3級を受験する様に言われました。将来的には昇格要件にもなりそうだし、受験するからには確実に合格したいなぁ。仕事やりながら勉強できるかな?どうやって勉強して行ったらいいかな?
このように会社からQC検定を受験する様に言われた人は多いのではないでしょうか?
ましてや、昇格要件になっていたりする人は絶対に合格したいですよね。
そこで今回は合格に近づくための勉強法をご紹介します。
※この記事は合格する事に焦点を当てているため、その後の業務でスキルを使用するという方はこの勉強法以上に勉強が必要です。
この記事の信頼性
QC検定2級、3級を併願で受験してどちらも一発合格できた勉強法です。
合格に近づくための勉強法

さて、ここでは実際に皆さんがどのように勉強していけばよいかについてお話します。
まず、前提として品質管理部などで業務をされていて基本的な知識をもっている方と基礎知識が全くない人では勉強時間も力を入れるポイントも変わってきます。それぞれについて説明していきます。
品質に携わっている人の勉強の進め方【品質管理の手法から進めましょう】
業務で品質に携わっている方は、知識0の人よりも格段に知識の積み上げがあります。
特に、品質管理の実践分野(国語的な問題)では聞きなじみのある言葉が出てきます。
そのため、品質管理の実践分野については業務での積み上げた基礎知識をもとに、勉強しなくてもある程度対応できてしまいます。
なので、力を入れるポイントとしては「品質管理の手法分野」に力を入れましょう。
品質管理の手法は主に計算ですが、公式さえ知っていれば解ける問題が多数あります。
よって、品質管理の手法に力を入れて取り組むと良い結果が生まれやすいですね。
時間にすると「1日1~2時間×1週間=14時間程度」で十分合格圏に行けると思います。
品質管理に携わっている方はそのアドバンテージを生かして計算問題に重点を置いて勉強していきましょう。
品質管理の知識0の人の勉強の進め方【文章問題の穴埋めから攻めましょう】
さて今度は知識0の方がどう勉強していくかですが、こちらは基礎知識を身につけなければなりません。
そのためまずは「品質管理の実践分野(国語的な内容)」からさらっと取り掛かるのがおススメです。
品質管理の実践分野から攻める理由
何故この分野から攻めるかというと、読めば「品質管理とは?」という視点で
品質管理の基礎的な内容を一通り勉強することができるからです。
また、単純に得点を取りやすいからとテキストがサクサク進むからです。
1ページ目からテキストを始める方がいますが、このやり方だと計算分野の複雑な問題で相当時間を取られてしまいます。
また、全然テキストをこなせていないという無駄な焦りを生み出し途中で挫折してしまう危険性があります。
品質管理の実践分野については、もはや言葉を知っているか?どういう時に使う手法か?だけになってくるので、繰り返す事である程度解答できるようになってきます。
そのため、取っ掛かりとしてQC検定3級はそこまで難しくないぞ、勉強すれば行けそうだという認識を持てることが重要なんですね。
そのため、知らなくても何となく言葉の表現からこれかな?という感じで解答を推測できる分野から進めるのがおススメです。
それに穴埋めなので、そう悩まずに言葉を当てはめることができます。
よってそれだけ勉強をサクサク進める事ができます。
つまり、勉強が進まなくて挫折というハードルを下げることができるという事です。
これも実践分野から始める事のメリットです。
知識0の方にとっては初めてのキーワードがたくさん出てきてストレスに感じるかもしれません。
しかしながら、間違えてもいいからとにかく突き進むという事をまず最初はやってみてください。
1度突き進めたら2度目はもっと楽になりますよ。
計算問題は公式に当てはめて解けるものから
実践分野を一通りこなしたら、次は「品質管理の手法(計算)」に移ります。
まずは、最初の平均、中央値、最大、最小、平方和、偏差など取り掛かりやすい基本統計量から始めましょう。
この時のポイントとしては、まず公式だけはおさえておいて、基本問題を解けるようにしておく事です。
何でもかんでも理解しようとする人がいますが、それだとなかなか先に進めません。
まずは問題集を一通り終わらせた方が良いです。
理由はさっさと出題範囲まで目を通す事で、どんな問題が出るかざっくりとでもわかるからです。
一見、理解しないで進むと効率が悪いように思えますが、どんな問題が出てくるのか全体を把握しないまま勉強しても終わりが見えません。
まずは、どこまで勉強する必要があるだろうか?というのを把握する事が大切です。
なので、計算問題がわからなくてもいいからさっさとテキストを終わらせるという事が重要です。
テキスト2周目まではやろう
テキスト1周目は「どんな問題が出るのか?」を把握するために基礎問題だけは押さえてあとは分からなくてもいいから進めることでしたね。
もちろんこれだけでもある程度の合格点付近には近づけますが、テキストをもう1周してみる事をおススメします。
何故なら、1周しているので、初見の問題はなくなっているはずです。
1周目では全く分からなかった問題も何となく解き方が浮かんでくるものがあるかもしれません。
これを体感するのと同時に以下のように進めてみてください。
2周目は問題に「すんなり解けたら○、解けなかったら×をつける」ことで、
解けた問題・解けない問題を明確にしてみましょう。
こうすることで、得意・不得意な分野が見えてくるので、あとは不得意分野にポイントを絞ってやるだけです。
また、こうやってできる問題が増えていくと、意外と楽しくなりますよ。
2周目が終わったら公式集を作りましょう
ある程度終えたら、公式集みたいなものを自分で作ってみてください。
今自分が何をどこまで理解しているか把握しやすいです。
また、試験直前に簡単におさらいする事ができます。
なお、自分は何の公式か言葉に出しながら書き出すという事をしていました。
きれいにまとめてませんが、ノートに書き殴って覚えているかどうか確認しました。
参考に写真載せときます。

意外と頭に残るのでオススメですよ。
あとは意欲があるなら別の問題集や過去問を購入して知識の定着をはかるとより確実ですね。
使用テキスト
QC検定3級の勉強に使用したテキストはこちらです。
基本はこれだと決めたテキスト1冊をやり切るだけで問題ありません。
別記事の失敗事例にもまとめていますが、テキストどれが1番自分にあってるかな?などと無駄な時間は過ごさないでください。
どのテキストでも勉強している人は受かってます。
これだけは変わらない事実です。
QC検定3級合格率は50%【勉強すれば限りなく100%に近づきます】
勉強すれば合格はグッと近づきます。
最初はわからない事だらけで億劫かも知れませんが、問題を解いているうちに解けるようになってきます。
また、合格する為の秘訣という記事でも書いていますが、完璧を目指す必要はありません。7割解ければ合格です。
基礎を固めて確実に解けるようにするだけで、十分合格できます。
効率よくテキストをこなして合格を目指しましょう。
まとめ

今回はQC検定3級の合格に向けた勉強法についてご紹介しました。
簡単にまとめます。
品質に携わっている方
アドバンテージを活かして品質管理の手法(計算)を重点に取組みましょう
知識0からスタートの方
・品質管理の実践分野(文章穴埋め)からスタートしましょう
・計算問題は公式をおさえて基本問題を解けるようにしましょう
・テキストは2周しましょう
・自分で公式集をつくりましょう
テキストはどれでもいいので1冊やりきりましょう
勉強すれば合格率はあげられます
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
今回は以上です。
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